動物は遺恨を残さない?

多頭飼い崩壊からきました

猫と暮らして28年になります
それぞれの猫たちと、たくさん話してきて、みんな忘れられない猫たちです

昨年亡くなった黒猫ピリカもそのうちの1匹です

ピリカと話した一つの会話が、私の生涯の課題となりました

兄弟は140匹

多頭飼い崩壊現場に居た猫
ピリカは、140匹の猫と一緒に4LDKのマンションの3室に重なりながら生きていました
ガリガリのやせっぽち
それでも、自分の産んだ子猫を必死に守っていました

レスキューされて、存在が初めて認知されました
ボランティアさんに「ひとみ」と名前をつけてもらいました
そこで初めて1匹の猫として認識されました

その「ひとみちゃん」は、先天的に両目が見えませんでした

元気が出ないひとみちゃん
レスキューされても元気が出ない

シェルターでは、いつもグッタリして動かず
そして、人が近づくと発作が起きました

長くは生きられない?かも・・・
看取るつもりで、当家の猫として迎入れました

意表をつかれた一言

突然の変容ぶり
ひとみちゃんは家へ来てから「ピリカ」と改名

ご飯をモリモリ食べ、
みんなと一緒に追いかけっこをして

楽しそうにゼイゼイ息を切らして走り回るようになりました

いっぱい食べて、遊んで元気になったよ

ピリカに尋ねました
元飼い主に抗議するつもりで
黒猫ピリカと話してみました

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何か言いたいことはない?

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猫が私に伝えてことは

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母さん
許してあげて
あの人は、無知だっただけなんだから

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恨まないんです

動物の「今を生きる」と云うこと

動物は、その氣の構造上「今を生きます」
今を生きるには、今を受け入れなければできません

ピリカが過去に遺恨を残していないのは、その時々の「今」を向かい入れているから

動物の今を迎え入れる生き方
生涯の課題をもらったと思っています

ピリカはアイヌ語で「可愛い」と云う意味です
ちっちゃくって、元気が良くて、可愛い猫でした

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