2.アニマルコミュニケーション
の仕組み

携帯電話と比較してみる ー

「言葉が違うのに、どうしてペットの気持ちが分かるの?」
そんな質問を、よくされます。実は最新の科学の視点から推論すると、決して不思議なことではありません。ここでは、離れたペットと心が繋がる仕組みを、私たちが毎日使う「携帯電話」に例えて分かりやすく解説します。

アニマルコミュニケーションの科学的な裏付けは、まだありません。現実が先行している現象です。この章の説明は、量子力学を土台に「携帯電話の仕組み」と比較しながら推論するものです。

離れているペットの気持ちが、なぜ分かる? ー 現代物理学が示す「意識の繋がり」ー

人間と動物は、言葉(音声の言語)を使わずに「何」を使って会話をしているのか?

それは、目に見えない小さな「波(エネルギー)」です。「言葉が通じないのに、なぜか気持ちがわかる」「離れた場所にいるのに、様子が伝わる」。こうした体験は、現代の最先端の物理学(量子力学)の視点から考えると、その理由が見えてきます。

ノーベル賞で話題の「量子もつれ」から考える非局所性

まずは、この現象の鍵となる「量子(りょうし)」という目に見えない小さな世界について、日常の例え話で紹介したいと思います。

例えば:ふたごのシャボン玉をイメージしてみて
⚫︎まず、量子について
「量子」とは、物質を作っている「これ以上分けられない、一番小さな粒(物質/エネルギー)」のことです。

⚫︎量子の関係について
この小さな世界では、私たちの常識では考えられないことが起こります。
例えば、一度深く関係を持った(ペアになった)2つの量子は、その後どれだけ遠く離れても、片方に変化が起きると、もう片方にも「一瞬で(時間差ゼロで)」同じ変化が起きます。
まるで、東京と地球の裏側にある「ふたごのシャボン玉」が、見えない糸で繋がっていて、東京のシャボン玉を突くと、地球の裏側のシャボン玉も同時に揺れるようなイメージです。

現代の物理学(ノーベル賞を受賞した『量子もつれ』の研究など)では、この「距離も時間も関係なく、一瞬で繋がる現象」が実際に存在することが証明されています。

私たち人間と動物の「意識」や「心」も、この見えないシャボン玉のように、互いに影響し合っています。遠く離れた場所にいる愛犬や愛猫の気持ちがふと分かったりするのは、特別な能力ではなく、この「量子の性質(見えない意識の繋がり)」によるものだと考えられています。

「波長が合う」を物理学の視点から見直す

日常生活で、「あの人とは波長が合う」と表現することがあります。この「波長」という言葉、雰囲気的な話ではなく、物理学の世界に実在する現象です。すべての物質や生き物、そして私たちの「意識」や「感情」も、目に見えない細かい「波(エネルギー)」を出しています。この波長が合っている時は、波(エネルギー)が安定していて強め合っている状態です。

言葉が違う人間と動物が意思疎通ができるのは、この「波長」を知ることがポイントになります。

例えば:テレビのチャンネルや音叉をイメージしてみて
⚫︎テレビについて
見たいテレビ番組があるとき、リモコンで「チャンネル(周波数)」を合わせます。空間にはたくさんの電波が飛んでいますが、テレビの受信機と、放送局の電波の「波長がピタリと合った」ときだけ、画面に映像が映ります。

⚫︎音叉について

理科の実験で使う「音叉(おんさ)」も同じです。同じ波長を持つ2つの音叉を並べて片方を叩くと、触っていないもう片方も「共鳴」して勝手に震え出し、音を鳴らします。

人間と動物のコミュニケーションも、これと同じです。

「うちの子」へ意識を向けることは、飼い主の波長をその子が発している特有の波長に合わせる行為です。お互いの波長が合った(共鳴した)とき、感情や意思などの「見えない波(エネルギー)」が、お互いに伝わり合います。動物と人間のコミュニケーションは、この波(エネルギー)の伝え会いです。

アニマルコミュニケーションは、「波長を合わせる技術」を磨き、動物と「共鳴」する行為です。

動物と話す仕組みを科学する ー 4つのステップで繋がる「心の携帯電話」ー

目に見えない意識(波長)が時空を超えて繋がる仕組みは、私たちが毎日当たり前のように使っている「携帯電話(スマートフォン)」の通話の仕組みと、とても似ています。

まずは、全体の流れを比較してみます。

【携帯電話とアニマルコミュニケーションの仕組み比較表】

ステップ携帯電話アニマルコミュニケーション
①発信相手の「電話番号」を押す動物を「見る・思う」
②中継携帯のアンテナから電波が飛ぶ脳にエネルギーが集まり、見えない波が飛ぶ
③交換相手の回線と繋がる身体の「繋がるボタン」で動物の意識と繋がる
④変換届いた電波を「音声」に変換する届いた信号を自分の身体で「感覚」に翻訳する

この4つのステップで、私たちは動物たちと話ます。それぞれ詳しく解説していきます。

【発信】動物を「視る・想う」

携帯電話:電話をかけるとき、まず最初に相手の「電話番号」を入力します。

アニマルコミュニケーション

アニマルコミュニケーションにおける電話番号とは、「その動物を視ること、想うこと」です。見方に多少の技術は必要ですが、目の前にいる子や離れた場所にいる子の写真を見ることが、特定の相手にダイヤルを合わせる(発信する)最初のステップになります。

【中継】見えない信号(波)が相手へ飛ぶ

携帯電話:電話番号を押して「発信ボタン」を押すと、携帯から目に見えない「電波」が飛びます。

アニマルコミュニケーション

携帯電話と同じように、動物を見たり思ったりして話す相手を定めたら「脳の特定の場所(発信ボタン)」を意識します。そうすると、脳波という「目に見えない信号(波)」が相手に向かって飛んでいきます。亡くなっている動物であっても、波長を合わせればこの信号は届きます。

【交換】動物の意識と繋がる(身体の「繋がるボタン」)

携帯電話:電話から飛んできた電波は、「交換局」に集まり、交換局が相手に繋いでくれます。

アニマルコミュニケーション

人間にはこの「交換局(繋がるボタン)」の働きをする部位があります。動物と繋がることができたすべての人は、共通して「自分自身の身体1箇所」に、無意識に集中しています。この「繋がるボタン」の場所や感覚は人によって微妙に異なりますが、逆に言えば、この自分自身のボタンを正しく押すことができれば、特別な才能がなくても誰でも発信した先(動物)へ繋がる仕組みになっています。回線を繋ぐスイッチは、人間の身体の中に組み込まれています。

【変換】届いた信号を、自分の身体で「感覚」に翻訳する

携帯電話:電話が繋がると、双方向で経路が確立され、携帯電話が電波を『音声』に変換してくれるので通話が成り立ちます。

アニマルコミュニケーション

アニマルコミュニケーションでも動物と繋がると、双方向の送受信が始まります。「自分自身」が電気信号(エネルギー)を言葉や感覚に変換します。動物から届いた見えない信号を身体が受け取り、口の中で「味」として再現したり、胸の奥で「感情」として再現するので、私たちは動物の伝えたいことが分かります。

章のまとめ ー 動物との会話は、身体を使った「共鳴」ー

本章では、人間と動物の会話は「電子信号(波)」の送受信である事、そして私たちは、受信した電気信号を自分が認知できるように「変換」していると推論しました。この章の重要なポイントを振り返ってみます。

1. 意識は身体を超える(現代物理学)のまとめ
離れた場所にいる動物の気持ちがわかるのは、特別な事ではなく、現代物理学の「量子もつれ」や「波長の共鳴」といった現象で説明できる「意識の繋がり」によるものと考えられます。自分の心のチャンネルを、動物の波長に合わせる技術がアニマルコミュニケーションです。

2.アニマルコミュニケーション繋がる仕組みのまとめ
動物と繋がるプロセスは、携帯電話の通話と同じく「①発信(視る・想う)」「②中継(波が飛ぶ)」「③交換(身体のボタンで繋がる)」「④変換(身体で感覚に翻訳する)」という4つのステップで成り立っています。このスイッチは人間の身体に組み込まれています。

携帯会社によって通話品質やデータ量などのスペックに違いがあるように、アニマルコミュニケーションにおける「④変換」の精度は、人それぞれの「個人の特性」によって大きく変わります。

次章では「③交換(相手と繋がる)」際の特徴と深さについて。第4章では「④変換」の際に反映されるコミュニケーターの個性について。第5章では「認知」の際の人間の特性について、さらに詳しく説明していきます。

本章でお話しした内容は、アニマルコミュニケーションが「怪しい魔法」ではないことを理解していただくために、物理学(2022年にノーベル賞を受賞した『量子もつれ』の現象など)を参考に、携帯電話の仕組みを用いて推論した「仮説」です。多くのコミュニケーターが実践の中で実感している感覚に非常に近いものですが、科学的に完全に証明されたものではありません。